ラムザとクラウド一行の割と気苦労の多い旅路2

堕ちた英雄

 

訳もわからず襲い掛かってくるクラウドから逃げ切ったものの、
気がつくと見たこともない
異世界に飛ばされていた・・・

クラウド「見つけたぞ!セフィロス!!」

まだ追ってくるか


仕方ない
こうなったらメテオで邪魔なクラウド達もろとも
この世界も潰しておくか・・・


って あれ・・・

セフィロスの受難は続く・・・

 

 

 

迫り来るトンガリ頭から命からがら逃げだし、
草原で途方に暮れるセフィロス


自分のメテオまであんなしょぼいものになるなんて・・・
私の野望、計画は・・・


レディ「あぁっ!あの銀髪ロングヘアーはエルムドア様!?」
「こんな所で何してるのかしら・・・」


レディ「エルムドア様〜、こんな所にいらしたんですか♥」

セフィ「・・・誰だ?お前」


エルムドア様っ・・・毎日あなたの為にあんな尽くしてきたのにっ・・・
アイツに負けじとがんばってきたのにっ・・・

そんな冷たい事おっしゃるなんてっ・・・


セフィ「なんの事だがよくわからゲフゥゥっ」


セリア「出し抜かれたかと思ったわ」
「よくわからないけど喧嘩になったようねっ・・・!この機は逃さないわ!」


セリア「大丈夫ですか!エルムドア様ぁ」
「エル様にこんな事するなんて許せませんわっ」

セフィ「いやだから・・・誰だよお前は・・・」

だ    れ   だ   ・・・!?
エルムドア様っ!・・・毎日あなたの為にry


「もう私の事などどうでもいいんですねっ!」
「ちょっと待グファっ!!」


「さようなら・・・エル様・・・!」

〜そのころ〜

エル「最近私の取り合いで二人が喧嘩しちゃってねぇ。困ったもんだよ」
ヴォル「そうか(またその話か…)。ロン!」

 

 


トンガリ頭やメンヘラ女を恐れ各地を彷徨うこと数日
ある貿易都市にたどりつく…

「きゃー!!」

?どこからか悲鳴が・・・


「借金返す気がねぇなら
奴隷市場にでも売りつけてやるか!」
「へっへっへ 大人しくするんだな」

 


悪漢:「な なんだテメェ!」
「くっそー 覚えてやがれっ」

「あ、あの ありがとうございます!」

・・・・・・ん?


何故私が殺したはずの貴様がここに・・・!!?

花売り「・・・え?私そんな名前じゃないけど・・・」
「あの・・・こんなものしかないけど
お礼にお花でもいかがですか?」

セフィ「いや、気をつかわなくていい」
花売り「じゃあ何か他に…」

……


セフィ「・・・という訳なんだ」
花売り「そうだったんですが・・・」

セフィ「これからどうしたものか・・・」

花売り「・・・・・・そうだわっ」
「セフィロスさん、アナタも花売りやってみない?」

セフィ「な、何をいってるんだ!?」
花売り「やっぱり駄目かしら?」
セフィ「やはりもなにも・・・第一男の俺に売り子など・・・」


花売り「うふふ・・・それならいい方法があるわっ」

 


花売り「ほ〜ら!これでバッチリ!」
セフィ「これがわた・・・俺・・・」

花売り「じゃ私そろそろいかないと」
またココで落ち合いましょう。それじゃ頑張ってね〜!」
セフィ「お、おいっ!!」


何故こんな寂れたところで花など売らんといかんのだ!
英雄とよばれた男がこんな様とは…


…しかし、ここは別世界。
過去の栄光に意味などないかもしれん。

 

…リボンの結びが甘いな。

 

 

 

 

それから月日は経ち・・・

 

 

 

 

〜某貿易都市市街地〜


「ねぇそこのお兄さん、お花いかがかしら?」
「ん?」


セフィ「おおおお前は!!」
クラウド「セ、セフィロス・・・!」

俺の中のセフィロスが崩れさっていく・・・

−巨星(メテオ)、堕つ−

 

 

by スミさん(八番街)

 

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