ジョジョクエストの1作目がFCで89年の6月に発売されてから、15年が経過しました。 最新作PS2「ジョジョクエスト6 J.D.Stの囚人達」まで、サブシリーズを含めると、13年間で実に16作もの作品が発売され、そしていよいよGBAにおいて「スティール・ボール・ラン 1stStage」が発売されようとしています。この機会に、ジョジョクエストの歴史を軽く振り返ってみたいと思います(・∀・)
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ジョジョの奇妙なクエスト (FC) |
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本作はキャラが常に正面を向いているのが特徴だ。 |
全てはここから始まったジョジョクエストの記念すべき第一作目。主人公ジョナサンの少年時代をテーマにしたオープニングからストーリーは始まる。 オープニング後は、石仮面を身につけて吸血鬼と化したディオを倒すための戦いが待っている。最初のうちは素手や槍などの武器、そして波紋の師匠ツェペリと出会ってからは波紋能力を駆使しての戦闘になる。 特殊能力「はもん」を駆使せよ「はもん」(波紋)は強力な攻撃手段となる他、ステータスアップ、回復、敵に状態異常を生み出すなど様々な能力を秘めている。新しい波紋スキルはレベルアップするごとに覚えていくぞ。ディオを倒すためには、波紋能力を高める事が必要だ! ウインド・ナイツ・ロットの決戦ディオを追ううち、やがて君はウインド・ナイツ・ロットへとたどり着くだろう。そこでは、中世の騎士練兵場を舞台に、黒騎士ブラフォード、タルカスとの激しい戦闘、そして・・・辛い別れ。そこを乗り越えれば、いよいよディオとの最終決戦が待っている。 ディオの使う気化冷凍法は、即死効果のある恐ろしい攻撃だ。(ここまできた君なら、すでに持っているに違いないが)打ち破るには、ふたつのアイテムが必要となる。 |
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エリナを助け出せば、こんなお楽しみも!? |
ジョジョクエの5割は本作で完成していたジョジョクエのシステムの5割はここで完成していたと言っても過言ではない。それはシステムだけではなく、ストーリーの盛り上げ方や、戦闘バランスの絶妙さにも言えることだ。 今となっては、どうしても多少古く見える事は否めないが、ファンであり、かつ未プレイであるならば、一度はプレイするべきであると言って良いだろう。 |
ジョジョの奇妙なクエストU 〜柱の男達〜 (FC) |
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主人公は強制的に複数の呪い装備を付けさせられてしまう。解除するには・・・!? |
パーティープレイの始まり本作は1作目の主人公の孫、ジョセフを主人公とした作品だ。前作と違い、ジョセフは最初から波紋能力を身につけている。 しかも、本作からは孤軍奮闘を強いられた前作と違い、強力な仲間と冒険することになる。 強敵「柱の男」では、本作の攻略は楽なのか?いや、そんなことはない。むしろ、ジョジョクエシリーズの中でも最難関の作品とまで言われているのだ。 その理由は、ボスとなる4人の「柱の男」にある。どのように手強いのかは、序盤に会うことになる"サンタナ"と戦ってみれば、すぐに理解できることだろう。 様々な新要素を楽しもう敵も味方もパーティーを組むようになったため、戦闘の流れに大きな幅が出た。効果的に戦えるようになるまでには、試行錯誤が必要だろう。 "はもん"は、前作の3倍以上に増えている。特にジョセフの「ボレイ」「ロプ」、シーザーの「シャボ」、リサリサの「マフラ」系のはもんは頼りになるだろう。 新要素が増えた分、復活の呪文も長くなったのは辛いところだが・・・。 |
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シュトロハイムを操る場面も! |
ジョジョクエの8割が完成本作におけるパーティープレイの確立をもってジョジョクエの8割はここで完成したと言っても過言ではないだろう。 難易度は高いが、中盤から終盤にかけてのストーリーの盛り上がりはシリーズでも屈指の本作。特に、ラストの衝撃的な展開は、実際にプレイして目にして欲しいものである。 |
ジョジョの奇妙なクエストV 〜そして幽波紋へ〜 (FC) |
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ディオを倒すには、ある大きな謎を解かねばならない。謎が解けない限り、エジプトにたどり着いたところで、全滅は必至だろう。 |
スタンド能力の導入ジョセフの孫、承太郎を主人公に、舞台を一気に現代に移した作品が本作だ。この作品で、前2作から大きく変化したのは、「はもん」能力が「すたんど」能力に変わったこと。精神エネルギーの具現化した力、スタンドを駆使して冒険を進めて行く事になる。 敵はディオの手下、そしてスタンド使い達本作のボスは、1で倒したはずが復活してしまったディオだ。母親を救うためには、エジプトまで行きディオを倒さねばならない。立ちはだかるのはディオの手下、そして数十人のスタンド使いだ。スタンド使いは、それぞれの能力に謎を秘めており、一筋縄では倒せない強敵揃いだ。攻略には、力だけでなく知恵が試される場面も多いだろう。 バッテリーバックアップの恩恵本作より、復活の呪文が廃止され、代わりにバッテリーバックアップが導入された。これによりプレイが非常に楽になり、ドラクエ人口の増大にもますます寄与することとなった。 しかし、その蔭では、カートリッジに衝撃が加わるなどのトラブルにより、冒険が一瞬でパーになってしまうという恐ろしい出来事が続出していたのも確かである。様々な意味で慎重にプレイしよう。 RPGの頂点を極めるジョジョクエジョジョクエは、この作品でシステムのほぼ全てが完成し、売り上げや知名度でも、RPGの頂点に立ったと言えよう。ファンで本作を未プレイの方は少ないだろうが、万が一未プレイであるならば、絶対に遊んで欲しい。 |
ジョジョの奇妙なクエストIV 〜つらぬかれし者たち〜 (FC) |
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強敵は吉良だけではない!? |
舞台は日本の地方都市、主人公は学生達にヨーロッパや大陸を舞台としてきた前作までから一転、舞台を日本の地方都市「杜王町」に据えた本作。主人公仗助の目標は"殺人鬼"吉良吉影など街に潜む悪質なスタンド使いから街を守る事だ。 弓と矢の登場スタンド使いを作り出す謎のアイテム「弓と矢」が、ストーリーの根幹に関わってくる。主人公は、吉良吉影を追い詰めるだけでなく、この弓と矢の奪還も行わねばならないのだ。もちろん、どちらも一筋縄ではいかないことは、言うまでもない。 パーティーの組み替えが可能に前作まではパーティーの組み替えを自由に行うことは出来なかったが、本作からはある程度、パーティーの組み替えが可能になった。 推理力の試される作品。アドベンチャーの要素もこれまでの作品より、謎解きの要素が強まった本作。吉良を追い詰めるには、ただ敵を倒して先へ進めばいいというものではなく、謎を解く力が強く要求される。シリーズの中でも一風変わっているとされる理由がそこにあるのだが、理不尽な謎はなく、心地よく頭を使わされるところは、まるで良質な推理アドベンチャーゲームをプレイしているようだ。 1作で2作分の楽しみを持つと言っても過言ではない本作。ぜひ、プレイして、吉良を追い詰めてほしい。 |
ジョジョの奇妙なクエストX〜黄金の体験〜 (SFC) |
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ギャングには辛い試練が多い。乗り越えろ! |
スーパーファミコンで発売!表現力が段違いにアップ5作目にして、ついにスーパーファミコンで発売される事になった本作。システムなどの基本は同じだが、表現力が格段に上がった事により、全く違う作品であるかのような印象を与えられた。 舞台はギャングの世界イタリアギャングの世界を舞台にストーリーは進んでいく。最初は幹部になるための資金稼ぎ。そして、幹部になったことが原因で一行の運命は大きく変わっていく・・・ これまでの作品で最も戦闘重視の内容この作品は、舞台が舞台だけに、5作中最も戦闘が高いウェイトを占める。下っ端ギャングやチンピラ相手の雑魚戦、中ボスとなるスタンド使い達相手の戦闘のいずれもハードだ。 巻き添えになる市民の描写なども多く、どこか牧歌的な雰囲気のあったこれまでの作品を想像していると面食らうことも多いかも知れない。しかし、息もつかせぬスリリングな展開の連続が素晴らしい作品である。SFCを所有しているなら、遊ばない手はない。 |
スーパーマリオツェペリRPG (SFC) |
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波紋パンチで攻撃! |
マリオが主人公!ツェペリの息子にしてシーザーの父親、マリオを主人公にしたアクション要素のあるRPG。それが本作だ。 語られなかった彼の活躍を描く原作では、シーザーからの視点でしか語られなかったため、その活躍が不明であったマリオ。彼が家族を捨ててから、シーザーと再会するまでの波瀾万丈の冒険を描く、ファンにはたまらない作品である。 手軽に遊べるバランスバランスが良い上、謎解きも難解すぎるものはなく、サクサク進められる本作。手軽に遊びたい時にはもってこいだ。 |
今回は残念ながら語るスペースがありませんが、この他ジョジョクエ6の他、CAPCOMの2D格闘、コブラチームの<ピー>ゲームなどもファンであれば押さえておきましょう。 そして、いよいよ発売されるSBRゲームの紹介で締めくくりたいと思います。 |
スティール・ボール・ラン 1st STAGE (GBA) |
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サンドマンはコース外を走る能力を持つ。 |
今度はレースゲームだ!スティール・ボール・ラン 1st STAGEスティール・ボール・ラン・レースの第一ステージを舞台に、勝利を競う、ジョジョゲー初のレースゲームである。 好きな選手を選ぼう主役のジャイロ以外に、ジョニー、ディエゴ、サンドマン、ポコロコ、ディエゴ、ウルムド・アブドゥル、マウンテン・ティム、ドット・ハーン、ロッカチュゴ男爵の総勢10名をプレイヤーキャラとして用意。それぞれに違った能力、アイテム、ストーリーが用意されている。 駆け引きが肝心どこで追い、どこで逃げるか・・・レースは駆け引きが肝心だ。特殊能力を使うタイミングも、シビアなものが要求される。逆に言えば、駆け引きの腕さえあれば、不利な選手を容易に勝たせる事も可能になるだろう。 本作は"買い"か?キャラクター性に頼らない、非常に出来の良いレースゲームだ。ファンならずとも、買って損はない。 |
※ 一応念のため、上記の記事は全てジョークです。